2025年6月から、沖縄県那覇市を拠点に毎月1度の沖縄語講座(「しまくとぅば講座」)を開催します。

毎回の講座は那覇市内の会場で開催しますが、オンライン同時配信も行うため、全国どこに住んでいても受講可能です。また、当日の様子は全て収録し、後日見逃し配信形式での受講も可能になっています。そのため、全10回の講座全てには参加できないという方でもその内容を視聴した上で次回講座から参加することができます。

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講師紹介

阿波あはごんあずさ 1990年4月27日、沖縄県那覇市生まれ。 YouTube「阿波根あずさの沖縄観光チャンネル」でしまくとぅば、沖縄の歴史、観光情報をはじめ、多岐にわたって沖縄の魅力、情報を発信。2021年にはGoogleより「Humans of YouTube Japan101」(日本で活躍する社会に有意義な影響を与えた動画クリエイター101人)に選出された。

略歴

  • 宮古テレビ アナウンサー
  • 退社後フリーランスとして活動[沖縄観光親善使節、ラジオパーソナリティ、雑誌執筆、司会者]
  • 沖縄観光YouTuber、沖縄観光講師、しまくとぅば講師として活動中

資格

  • 沖縄県主催「しまくとぅば講師養成講座 上級」取得(専門言語:沖縄本島中南部)
  • 話しことば検定1級
  • 沖縄歴史検定2級

実績

  • Googleより「Humans of YouTube Japan101」選出 →日本で活躍する社会に有意義な影響を与えた動画クリエイター101人に選出
  • 県内外での沖縄研修(沖縄観光・琉球史・しまくとぅば) →受講人数5,000人以上
  • 沖縄大学 夏季講座 特別講師 等

実施方法・スケジュール

1.毎月1回の沖縄語講座
  • 那覇市内の会場で対面のしまくとぅば講座を開催(オンライン配信・録画も同時実施)
  • 1講座あたり60分のワークショップ+質疑応答15分程度
  • 当日のWebメディアでもダイジェストを配信(文字媒体)
2.Webメディアによる情報発信

沖縄の言語・歴史・人・文化に焦点を当てたWebメディアを用いた情報発信

3.(不定期)沖縄語講座以外のイベント開催

毎月1回の沖縄語講座に加え、沖縄の歴史や伝統文化に関連するオフラインイベントを開催

受講費用

「しまくとぅば塾 ちむぐくる」への参加をご希望の方は以下フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。
全講座パックの先行予約をしてくださった方には先行予約割引が適用されます。
※会場参加者の方には当日、先行予約特典ノベルティをお渡しいたします。

初回は無料開催です。
2回目以降の開催につきましては以下の料金表の通りです。先行予約時に全講座パックをお申し込みいただいた方には先行予約特別料金でご案内いたします。

初回は6月22日(日)13:45〜15:15を予定しております。
会場(那覇市内・ゆいレール圏内)の詳細につきましては、会場受講をお申し込みいただいた方に後日メールでご案内いたします。
※当日ご来場・ご視聴いただけない場合も後日アーカイブ視聴が可能です。

「ちむぐくる」に込めた思い

「ちむ」「くくる」ともに「心」の意。「ちむぐくる」は「心、精神」を強めた表現で、主に「真心」を表します。

私たちは、「しまくとぅば塾 ちむぐくる」という名に、しまくとぅばを心を込めて伝えていくのみならず、しまくとぅばの中に秘められた「心」を受け継いでいくという決意を込めました。しまくとぅばでしか伝わらない感覚、標準語にすることで失われる感覚。しまくとぅばの中に表れる優しさや信仰、しまくとぅばを使うことによって届けられる「良さ」を伝承していきます。

「うちなーぐち」と「しまくとぅば」

沖縄のことばを表す語として主に沖縄語を指す「うちなーぐち」がありますが、沖縄のことばには地域によって大きな違いが存在しており、言語学的にはそれぞれ別の言語として識別すべきであるとも言われます。

ちむぐくるではそれら沖縄のことばを故郷しまのことば、「しまくとぅば」という語を用いて、島ごと・地域ごとのことばとして認識し、それぞれの言語に焦点を当てて理解・継承していくことを目指します。

私たちの問題意識:消えゆく方言・言語の問題

国連教育科学文化機関(UNESCO)が発表した”Atlas of the World’s Languages in Danger”(第3版)によれば、日本語の中でもアイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語の8言語が消滅の危機がある言語とされています。

他にも、日本では「東日本大震災からの復興の基本方針」で指摘された東日本大震災の被災地の方言も消滅の危機がある言語として認定されており、これらの方言話者は高齢者であるケースが多く、次世代の担い手の創出が急務です。

参考:文化庁「消滅の危機にある言語・方言」(https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kikigengo/index.html)

私たちは、これら消滅しつつある言語の問題に対し、まずは沖縄語を中心に「しまくとぅば」の保存と継承に焦点を当て、人々の関心と理解を深めつつ、方言や伝統文化の喪失を食い止めていきたいと考えています。

一般社団法人文華樹が沖縄で活動する理由

私たち一般社団法人文華樹の主な活動拠点は東京ですが、沖縄でしまくとぅば塾を開校することを決意した背景には、とあるYouTuberさんとの出会いがありました。

2023年、夏。
代表の羽場が沖縄を訪れた際、YouTubeチャンネル「沖縄サムライ」のMGさんからこんなお話を聞かせていただきました。

子どもたちが方言を徐々に徐々に知らなくなってきている。今こそ方言塾ってあってもいいと思うし、今しかない。一大事だよ。自分たちは方言を聞けるけど、上手くは喋れないわけよ。方言の中に沖縄の良さが詰まっているし、方言でしか伝わらない感覚があるわけよ。その中にちょっとした優しさがあったり、信仰があったり。それを使うことによって届けられる良さがあるわけよ。方言がなくならないようにしなきゃいけないなと。
方言塾やりたいね。俺たちが勉強になるぐらいな。沖縄の人が勉強したくなるような「しまくとぅば」。今しかないよ。喋れる人がいなくなっちゃったら聞き取りもできなくなってしまう。失われてしまったら終了。残さなきゃいけない。

この時から私たちの方言塾、「しまくとぅば塾」計画がスタートしました。

もちろん、日本全国で同様の事態が起こっています。私たちの活動拠点である東京都や創立の地である千葉県でも失われゆく言語・文化が存在しているはずです。それらの保全活動を行なっていくことの重要性は認識しています。

とはいえ、まずは私たちと協働してくださる方々のお力をお借りしながら活動できる場所から、何より、方言塾プロジェクトを始動させようとする私たちの背中を強く押してくださった方々の住む沖縄から、その第一歩を踏み出していきたいと考えています。

人材募集

「しまくとぅば塾 ちむぐくる」では現在、私たちとともに活動してくださる方を募集しています。
募集ポスト・条件は以下をご覧ください。

募集ポスト


しまくとぅば塾 ちむぐくるに係る調査・資料作成・運営サポート

R01-002 運営補助

しまくとぅば塾 ちむぐくる開催日当日の運営・配信サポート

R01-003 Web担当

しまくとぅば塾 ちむぐくるWebページの運営・保守、広告運用

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